こんにちは、井本整体フランス支部です。
最近朝晩すっかり涼しくなり、今朝はちょっとひんやりするほどでした。
それでも夕方急に日が出て気温が上がったりするので、こんな時は毎朝着るものに悩みます。
来週はまた30度近くまで上がるそうです。
今年の夏はフランスも猛暑到来。記録的な暑さとなりました。
昨日久しぶりに会った日本人の知人と夏休みの話をしました。
なんとフランス人のご主人が取った2週間の夏休みに二人でコロナに感染し、ご主人は一週間寝たきりだったそうです。知人は一日で症状も良くなりましたが、外は暑い、ご主人は寝ているため、結局夏休みはどこにも行かずずっと家にいたとのこと。
折りしも連日40度近い気温、そしてエアコンはありません。
(フランスでは一般家庭でエアコンがあるのはまだまだ珍しい状況です)。
朝少し空気を入れ替えて、あとは日が入らないように雨戸も半分閉めて、窓も締め切り一日を過ごします。料理で火を使うと家の中が暑くなるので、調理なし、または電子レンジで調理できるものだけを食べていたそうです。
数年前まで、確かにこの籠城スタイルで夏を乗り越えられる日もあったかもしれません。
ところが毎年毎年夏が厳しくなり、例年のように「観測史上一番の暑さ」という言葉を聞くように。
そうなると、日中の厳しい暑さで石造りの建物全体が温まってしまい、夜になっても放熱で室内が涼しくなりません。
高熱が出て寝たきりのご主人でしたが、知人が「エアコン買おう」と説得しても、
「うーん、いいよ、大丈夫だよ」と、多くのフランス人が見せる反応を示します。
そして暑さを我慢すること数日、疲れが溜まり始め、ついに夜も眠れなくなってしまったご主人。
「暑さが怖くなってきた・・・」知人にボソッと一言。
我慢しようと思えばできることなのかもしれませんが、
それは涼しい場所で休憩できたり、夜はエアコンの効いた部屋でぐっすり眠ることができることを知ってのこと。疲れをリセットできないとどんどん溜まってしまいます。
その後回復したご主人と知人は、美術館やショッピングセンターなど
エアコンが効いているところを探して外出したそうです。
カフェやレストランでもエアコンがあるとは限りませんから、
「探すだけで疲れた」と笑いながら話してくれました。
今年は猛暑に加えて干ばつに見舞われたフランスですが、そうかと思うと
雨が降りそうで降らない湿気の多い日が続いたり、対応がしにくい天候が増えました。
井本先生がおっしゃっているように、「ヨーロッパ人は汗がかきにくく、湿気に弱い」特徴があります。
目まぐるしく変化する気候の中でコンディションを保つには、外側からのコントロールが必要なのかもしれません。来年の夏には知人の家にも小さなエアコンが置かれていることを願うばかりです。
今日は9月9日、重陽の節句。実りの季節、秋の味覚が楽しみな季節になりました。
夏の疲れを上手にリセットして、気温の変化に注意しながら素敵な週末をお過ごしください。
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